研究・開発の歴史

研究・開発の歴史

  • 日東紡グループ
  • ニットーボーメディカル(株)
  • 1981(昭和56)年
  • 国内診断薬メーカーへ体外診断用医薬品原料(合成基質)の供給開始
  • 1982(昭和57)年
  • 血液凝固因子系診断薬の製造開始
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  • 国内診断薬メーカーへ体外診断用医薬品のOEM供給開始
  • 1987(昭和62)年
  • 体外診断用医薬品の製造販売を開始
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  • Midland Bioproducts Corporation(MBC)設立
    Nittobo America Inc.(カルフォルニア州、アイオワ州)にて抗血清などを生産

    免疫学系診断薬の市場拡大が見込まれる中、免疫学系試薬診断薬の原料となる抗血清を製造するInternational Immunology Corporation、Midland BioProducts Corporation (現 Nittobo America Inc.)と連携し、 原料から製品までを日東紡グループ内で一貫製造することにより、高品質と安定供給を実現しています。

  • 1988(昭和63)年
  • 免疫血清学系診断薬の発売開始
  • 1998(平成10)年
  • 海外診断薬メーカーへのOEM供給本格化
  • 2003(平成15)年
  • 農業生物資源研究所との昆虫テクノロジーに関する共同研究開始
  • 2006(平成18)年
  • 抗体産生組換えカイコの作製成功
  • 2008(平成20)年
  • 骨代謝マーカー「TRACP-5b」の製造販売承認、発売開始
  • 2015(平成27)年
  • 細菌迅速同定用 前処理キット「rapid BACpro®」の発売開始
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  • 遺伝子組み換えカイコを用いた体外診断薬開発で農林水産大臣賞を受賞
    遺伝子組み換えカイコを用いた体外診断用医薬品の開発で、農林水産大臣賞を受賞。

    これまで、ヒトの骨粗鬆症診断用医薬品にはヒトの骨から、動物用の炎症反応測定試薬にはイヌの血液から製造された原料タンパク質が使われてきました。しかし、原料の安定供給が困難であることと、倫理面や動物愛護の観点から、代替品を求める声があがっていました。
    ニットーボーメディカルでは、必要とされる原料タンパク質を人工的に製造する方法を研究。遺伝子組換え技術で問題解決に挑みました。まずは、哺乳類培養細胞、昆虫培養細胞、酵母、大腸菌など、さまざまな検体で実験を繰り返しましたが、これらはコストと品質の両面を満たすことができませんでした。そこで注目したのが、遺伝子組換えカイコを用いる方法です。2003年より農業生物資源研究所(現 農業・食品産業技術総合研究機構)との共同研究を開始。交配と継代を経て、目的の原料タンパク質を抽出・精製する技術を確立しました。
    こうして安価で安定供給が可能になった原料タンパク質を使うことにより、骨粗鬆症診断用医薬品 「TRACP-5b」や、イヌCRP測定試薬「TIA CRP-K9」の商品化を実現。その試みが評価され、2015年に農林水産大臣賞を受賞いたしました。

  • 2018(平成30)年
  • N-アッセイ LA IgG4 ニットーボーの発売開始