製品名 |
N-アッセイ L Ca-Sニットーボー |
項目名 |
カルシウム(Ca) |
測定原理 |
血清、血漿又は尿中のカルシウムは、クロロホスホナゾ-Ⅲと結合し660nmに極大吸収を持つキレ-ト化合物を生成します。このキレ-ト化合物を比色定量して血清、血漿及び尿中のカルシウムを測定します。
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特長 |
- 呈色剤としてクロロホスホナゾ-Ⅲを使用した液状試薬です。
- 測定範囲は0.1~25mg/dLです。
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臨床的意義 |
カルシウムは生体中最も多量に含有される無機質で、その大部分が歯・骨などの硬組織に貯蔵されています。また、電解質の構成成分として、その他の組織および血中にも存在し、酵素の活性化、血液凝固、筋収縮、神経刺激伝導などの重要な生理機能に大きく関わっています。血中のカルシウムにはイオン型、タンパク結合型及びクエン酸などと結合したものの3種類あり、血清カルシウム濃度は副甲状腺ホルモン・ビタミンD・カルシトニンの作用で恒常性を保たれています。
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共用基準範囲 |
8.8~10.1mg/dL |
高値 |
甲状腺機能亢進症、原発性副甲状腺機能亢進症、副腎不全、悪性腫瘍に伴うもの(骨転移またはPTHrP等の体液因子による)、慢性肉芽腫、ビタミンD中毒症、結核など |
低値 |
ビタミンD依存性くる病、吸収不良症候群、慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、腎尿細管障害など |