製品名 |
N-アッセイ TIA IgM-SH ニットーボー |
項目名 |
免疫グロブリンM(IgM) |
測定原理 |
検体に抗ヒトIgM血清を混合し、IgMと抗体の結合物を濁度として340nmおよび700nmの波長において測定し、検体中のIgM量を求めます。
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特長 |
- 抗血清液は、IgMのみ特異的に反応します。
- 測定範囲は2~690mg/dLです。ただし、測定上限は標準液のロットにより多少異なります。
- 抗血清が十分に含まれているので、通常の測定範囲ではプロゾーン現象が起こりません。
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臨床的意義 |
免疫グロブリンM(IgM)は、生体の生命および恒常性維持に重要な役割を担っている代表的な血漿蛋白であり、特に免疫機能の発現に関する当蛋白の役割についてはよく知られています。その血中濃度は、骨髄腫および肝疾患、感染症、膠原病等において増加し、先天性あるいは続発性に免疫不全を伴う各疾患において減少します。
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共用基準範囲 |
M)33~183mg/dL F)50~269mg/dL |
高値 |
マクログロブリン血症、急性肝炎、感染症、自己免疫疾患、膠原病など |
低値 |
先天性あるいは続発性に免疫不全を伴う各疾患、蛋白漏出性胃腸炎、低栄養、IgM以外の骨髄腫など |