製品名 |
N-アッセイ TIA Micro Alb ニットーボー E-Type |
項目名 |
尿中アルブミン |
測定原理 |
検体に抗ヒトアルブミンヤギ血清を混合し、アルブミンと抗体の結合物を濁度として340nmおよび700nmの波長において測定し、検体中のアルブミン量を求めます。
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特長 |
- 抗血清液は、アルブミンのみ特異的に反応します。
- 測定範囲は0.20~80mg/dLです。
- 抗血清が十分に含まれているので、通常の測定範囲ではプロゾーン現象が起こりません。
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臨床的意義 |
血中のアルブミンは、腎糸球体の濾過機能によりほとんど尿中には排泄されません。しかし、糸球体の機能に障害が生じた場合は、その初期より試験紙法では陰性と判断されながらも、明らかに正常範囲を越えて尿中アルブミンが観測されます(Microalbuminuria)。特に糖尿病においてこの尿中微量アルブミン排泄量の増加をきたした症例では、将来的に治療の困難な糖尿病性腎症への移行確率が高いと報告されています。その為、尿中微量アルブミン量の測定は、糖尿病性腎症の早期診断、治療方針の選択に有用なものと考えられています。
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共用基準範囲 |
- |
高値 |
糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎など |
低値 |
臨床的意義は少ないといわれています。 |