製品名 | N-アッセイ LA Micro Tf ニットーボー |
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項目名 | 尿中トランスフェリン |
測定原理 | 検体に抗ヒトトランスフェリンウサギ抗体を吸着させたラテックス粒子の浮遊液を混合すると、トランスフェリンとラテックス粒子表面の抗ヒトトランスフェリンウサギ抗体が結合し、ラテックス粒子が凝集します。この生成した凝集塊を光学的に測定し、検体中のトランスフェリン濃度を求めます。 |
特長 |
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臨床的意義 | トランスフェリン(Tf)は分子量77,000の鉄結合性蛋白質で、主に肝臓で合成されます。Tfは尿中で糸球体基底膜を通過しないため、通常は検出されません。しかし腎疾患では強い陰性荷電をもつアルブミンに比べ、荷電量が少ないため、糸球体を容易に通過します。そのため、Tfは軽度な糸球体障害時にアルブミンより早く尿中に出現し、増加します。Tfは主に糸球体機能の評価に用いられています。 |
共用基準範囲 | - |
高値 | 糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎など |
低値 | 臨床意義は少ないといわれています。 |