製品名 |
N-アッセイ TIA プレアルブミン ニットーボー |
項目名 |
プレアルブミン(トランスサイレチン) |
測定原理 |
検体に抗ヒトプレアルブミン血清を混合し、プレアルブミンと抗体の結合物を濁度として340nmおよび、700nmの波長において測定し、検体中のプレアルブミン量を求めます。
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特長 |
- 抗血清液は、プレアルブミン(トランスサイレチン)のみ特異的に反応します。
- 測定範囲は0.2~60mg/dLです。
- 抗血清が十分に含まれているので、通常の測定範囲ではプロゾーン現象が起こりません。
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臨床的意義 |
トランスサイレチンは、主に肝で産生される血漿蛋白で、分子量はアルブミン(ALB)よりも小さい約55,000です。その主な機能として、血中のサイロキシンの約三分の一を結合し、運搬しています。そのため、サイロキシン結合蛋白とも呼ばれています。トランスサイレチンの約半分は、ビタミンAと結合するレチノール結合蛋白(RBP)と強固に結合し血管内を循環しています。
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共用基準範囲 |
- |
高値 |
薬剤の影響(経口避妊薬、蛋白同化ホルモン、副腎皮質ホルモン)、甲状腺機能亢進症など |
低値 |
栄養不良、重症感染症、肝臓での合成低下(肝硬変、慢性肝炎、急性肝炎等)、蛋白漏出性(ネフローゼ症候群、潰瘍性大腸炎、火傷)など |