N-アッセイ TIA Tf-H ニットーボー

製品名 N-アッセイ TIA Tf-H ニットーボー
項目名 トランスフェリン(Tf)
測定原理 検体に抗ヒトトランスフェリン(Tf)血清を混合し、Tfと抗体の結合物を濁度として700nmの波長において測定し、検体中のTf量を求めます。
特長
  • 抗血清液は、Tfのみ特異的に反応します。
  • 測定範囲は4~540mg/dLです。ただし、測定上限は標準液のロットにより多少異なります。
  • 抗血清が十分に含まれているので、通常の測定範囲ではプロゾーン現象が起こりません。
臨床的意義 トランスフェリン(Tf)はβグロブリン分画に属する血漿蛋白で、主に肝臓で合成されます。血液中に含まれる分子量79,000の蛋白質であり、貯蔵する鉄が減少するに従い増加します。とりわけ妊娠時には貯蔵鉄の枯渇により、その値は単純な鉄欠乏性貧血以上に高値となります。逆に貯蔵鉄が増加するに従いTfは低下します。また各種の悪性疾患、造血能低下状態、炎症、肝硬変などでは肝臓で産生低下するため、ネフローゼ症候群や蛋白漏出性胃腸症では体外への喪失のため低下します。血清での鉄はすべてTfと結合しており、貯蔵にはヘモジデリンとフェリチンが関与している鉄代謝と造血の重要な指標となっています。
共用基準範囲 -
高値 鉄欠乏性貧血、潜在性鉄欠乏状態、真性多血症など
低値 肝硬変、悪性腫瘍、ネフローゼ症候群、慢性感染症、外科手術、低栄養状態、慢性骨髄性白血病、無トランスフェリン血症など