N-アッセイ L TP-S ニットーボー

製品名 N-アッセイ L TP-S ニットーボー
項目名 総蛋白(TP)
測定原理 検体中の蛋白は、アルカリ溶液中で蛋白中のペプチド結合と銅が錯体を形成し、紫紅色に発色します。この生成した錯体に基づく色調変化を546nmでの吸光度の変化量として捉えることにより、検体中の総蛋白量を求めます。(ビウレット法)
特長
  • 2試薬系の2ポイントエンド法を採用しています。
  • 測定範囲は0.1~15g/dLです。
臨床的意義 血漿(血清)タンパクはアルブミンをはじめとしてグロブリン、血液凝固因子、補体、酵素など多種多様なタンパク成分の集合体です。機能的にはビタミン、脂質、薬剤、金属などの物質運搬、膠質浸透圧の維持、酸塩基平衡などの役割を担っています。 臨床的に血漿(血清)タンパク濃度の変化は、消化吸収障害、肝臓及び網内系におけるタンパク合成の異常、出血、熱傷、腸管への異常漏出などの排泄異常を反映します。
共用基準範囲 6.6~8.1g/dL
高値 脱水、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、慢性感染症、膠原病など
低値 肝硬変、ネフローゼ症候群、栄養摂取不良、吸収不良症候群、蛋白漏出性胃腸症、熱傷、胸水・腹水の貯留など