製品名 |
N-アッセイ UA-L ニットーボー |
項目名 |
尿酸(UA) |
測定原理 |
血清中又は尿中の尿酸は、ウリカーゼにより酸化され、過酸化水素を生じます。生成した過酸化水素は、パーオキシダーゼ(POD)の存在下で、4-アミノアンチピリンとN-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-m-トルイジンナトリウム(TOOS)を酸化縮合させます。生成した縮合体(赤紫色のキノン色素)を比色することにより、尿酸量を求めることができます。
|
特長 |
|
臨床的意義 |
尿酸は、2,6,8- trioxy Purine と称される分子量約168の環状ウレイドの一種で、核酸を構成する成分の1つであるプリンヌクレオチドの最終代謝産物です。体内諸組織、特に肝において産生され、主として腎臓より尿中に排泄されます。尿酸が過剰な状態になると尿酸ナトリウム結晶を形成し、関節滑膜や腎の尿細管などに沈着し、炎症反応を中心とした病変を引き起こします。そして高尿酸血症は、特異的な臨床症状である痛風関節炎や痛風腎を招くなどします。
|
共用基準範囲 |
M)3.7~7.8㎎/dL F)2.6~5.5㎎/dL |
高値 |
痛風、尿路結石症(尿酸結石)、高プリン食、白血病、腎不全、糖尿病など |
低値 |
特発性低尿酸血症、アルコール中毒症、キサンチン尿症、薬剤(アロプリノール、ベンズブロマロン等)など |