N-アッセイ L AMY G7 ニットーボー

製品名 N-アッセイ L AMY G7 ニットーボー
項目名 アミラーゼ(AMY)
測定原理 検体中のα-アミラーゼにより、非還元性末端をエチリデン基によりブロックした基質:4,6-エチリデン-4-ニトロフェニルマルトヘプタオシド(Et-G7-α-PNP)は加水分解されて、p-ニトロフェニル-α-マルトテトラオシド(G4-α-PNP)、p-ニトロフェニル-α-マルトトリオシド(G3-α-PNP)およびp-ニトロフェニル-α-マルトシド(G2-α-PNP)が生成します。G4-α-PNP、G3-α-PNPおよびG2-α-PNPは、α-グルコシダーゼによりさらに加水分解を受け、p-ニトロフェノール(PNP)を遊離します。PNPは405nm付近に吸収極大を持ちますので、この吸光度増加速度を測定することにより、検体中のα-アミラーゼ活性を求めます。(Et-G7-α-PNP法)
特長
  • 基質には4,6-エチリデン-4-ニトロフェニルマルトヘプタオシド(Et-G7-α-PNP)を使用しています。
  • 測定範囲は4~2500U/Lです。
  • JSCC標準化対応試薬です。
臨床的意義 アミラーゼは、デンプンを分解する酵素です。そのほとんどは膵臓と唾液腺由来のものです。血中のアミラーゼには膵臓由来の分子量約54,000~60,000のP型と、唾液腺由来の分子量56,000~65,000のS型のアイソザイムが存在します。 血清および尿中アミラーゼの測定は血中への酵素逸脱の程度を表しますので、主として膵臓疾患の診断に重要と言われております。ただし、アミラーゼは膵臓ばかりでなく唾液腺でも多く産生されるので、鑑別にはアミラーゼアイソザイムの分別定量が必要となります。
共用基準範囲 44~132U/L
高値 急性及び慢性膵炎、膵臓癌、唾液腺疾患、消化管・胆道十二指腸疾患、肝疾患、外傷、副交感神経刺激剤、腹部の疾患、麻薬、糖尿病性アシドーシス、マクロアミラーゼ血症など
低値 慢性消耗性疾患、糖尿病、慢性膵炎、唾液腺照射など