N-アッセイ TIA C3-SH ニットーボー

製品名 N-アッセイ TIA C3-SH ニットーボー
項目名 補体蛋白C3(C3)
測定原理 検体に抗ヒトC3血清を混合し、C3と抗体の結合物を濁度として600nmの波長において測定し、検体中のC3量を求めます。
特長
  • 抗血清液は、C3のみ特異的に反応します。
  • 測定範囲は0.3~600mg/dLです。ただし、測定上限は標準液のロットにより多少異なります。
  • 抗血清が十分に含まれているので、通常の測定範囲ではプロゾーン現象が起こりません。
臨床的意義 補体蛋白C3は、分子量約19万の糖蛋白で血液中に存在し、細菌などの感染防御に重要な一連の補体成分の一つです。特にC3は増殖性糸球体腎炎などの疾患で低値となるなど、腎臓、肝臓の病態生理を反映するのでそれらの疾患の診断に利用されています。
共用基準範囲 73~138mg/dL
高値 炎症性疾患、悪性リンパ腫など
低値 C3欠損症、急性糸球体腎炎、膜性増殖性糸球体腎炎、劇症肝炎、肝硬変、全身性エリトマトーデス、悪性関節リウマチなど