製品名 | N-アッセイ L LD-S IFCC ニットーボー |
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項目名 | 乳酸脱水素酵素(LD) |
測定原理 | 検体中の乳酸脱水素酵素(LD)は、乳酸を基質としてピルビン酸を生成します。同時に酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)を還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)に変化させます。このNADHの吸光度の増加の割合を測定してLD活性を求めます。 |
特長 |
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臨床的意義 |
乳酸脱水素酵素(LD)は、NAD+、NADHを補酵素とし、次の反応を触媒する酵素です。 乳酸 + NAD+ ⇔ ピルビン酸 + NADH + H+ 解糖系の末端に位置し、体内の各組織中に広く分布し、嫌気条件下のエネルギー生産に重要な役割を果しています。LDが含まれている臓器が損傷を受けると、その組織からLDが逸脱し、血中濃度が上昇します。通常はスクリーニングとして総活性を測定し、高値をみた場合に損傷臓器を推定するため、アイソザイムを測定します。 |
共用基準範囲 | 124~222U/L |
高値 | 心、肝、腎などの各種疾患、骨格筋障害、悪性腫瘍、白血病、悪性貧血、免疫グロブリン結合LDなど |
低値 | シクロスポリン等の免疫抑制剤の投与患者、Hサブユニット欠損保因者など |