製品名 | N-アッセイ L T-BIL-S ニットーボー |
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項目名 | 総ビリルビン(T-Bil) |
測定原理 | 検体中の総ビリルビン(T-Bil)は直接化剤であるコール酸ナトリウムの存在下、pH7.2でビリルビンオキシダーゼ(BOD)により、ビリベルジンに酸化されます。この時ビリルビンに依存する450nmでの吸光度が減少します。この反応による吸光度の減少からT-Bil量を求めます。(酵素法) |
特長 |
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臨床的意義 | ビリルビンは、老化赤血球由来のヘモグロビンの代謝物であり、胆汁色素の主成分です。赤血球崩壊によるビリルビンの生成は主として脾臓、骨髄などの網内系で、ビリベルジンを経て遊離型ビリルビンとして血中へ放出され、遊離型ビリルビンまたは間接ビリルビン(Indirect Bilirubin;I-Bil)と呼ばれています。血中ではアルブミンと結合して肝臓へ運ばれ(疎水性のため)、ここで主としてグルクロン酸抱合を受けます。その後、水溶性の抱合型ビリルビンまたは直接ビリルビン(Direct Bilirubin;D-Bil)となって胆汁に入り、腸管に排出されます。さらにビリルビンは腸内細菌により還元されウロビリノーゲンとなり、その一部は腸管から吸収され再び血中に入ります(腸肝循環と呼ばれています)。 |
共用基準範囲 | 0.4~1.5mg/dL |
高値 | 肝細胞障害、溶血性貧血、閉塞性黄疸、胆管炎など |
低値 | 臨床的意義は少ないといわれています。 |