製品名 |
N-アッセイ L γ-GTP-H ニットーボー B-Type |
項目名 |
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP) |
測定原理 |
基質L-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリドは、グリシルグリシンの存在下で、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)が作用するとγ-グルタミルグリシルグリシンと3-カルボキシ-4-ニトロアニリンを遊離します。この反応における 3-カルボキシ-4-ニトロアニリンの増加の割合を405nmで測定し、その増加速度より検体中のγ-GTP活性を求めます。(L-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリド基質法)
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特長 |
- 測定範囲は1~2000U/Lです。
- JSCC標準化対応試薬です。
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臨床的意義 |
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)は、γ-グルタミルペプチドを加水分解すると共に、γ-グルタミル基を他のペプチドやアミノ酸に転移させる酵素で、グルタチオンなどの生成に関与している酵素です。グルタチオンの重要な役割として肝ミクロゾームにおける薬物代謝などがあり、そのためγ-GTPは肝細胞に多量に含まれています。ある種の薬物(ジアゼパム、フニトイン、フェノバルビタールなどの向精神薬)やアルコールなどによりγ-GTPはミクロゾーム酵素としての誘導をうけ、血中濃度が上昇します。この変動は逸脱酵素であるGOT(AST)やGPT(ALT)などのトランスアミナーゼとは全く別の動態を示します。
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共用基準範囲 |
M)13~64U/L F)9~32U/L |
高値 |
アルコール性肝障害、肝外閉塞性黄疸、薬物性肝障害、慢性肝炎、急性肝炎、肝硬変、肝癌、肝内胆汁うっ滞、腎閉塞など |
低値 |
臨床意義は少ないといわれています。 |